2020 おすすめ映画 『レベル・サーティーン』原題:13 เกมสยอง、英題:13 Beloved
バンコクの楽器会社に勤めるセールスマンのプチットは、会社を解雇された上に破綻寸前であった。そんな時、プチットの携帯電話に13のゲームへ参加すると賞金が獲得できるという内容の電話が掛かってくる…
『13の選択』(原題:13 Sins)
https://ja.wikipedia.org/wiki/13%E3%81%AE%E9%81%B8%E6%8A%9E
冴えないセールスマンのエリオット・ブリンドルは養うべき家族と借金があるにも拘わらず、突然解雇を言い渡されてしまった。そんな折、何者かがエリオットに「君を苛つかせているハエを殺したら、1000ドルを君に振り込もうじゃないか」と電話で申し出てきた。ハエを殺した後、エリオットが自分の銀行口座をチェックすると、確かに1000ドルが振り込まれていたので、「ハエの死体を食べろ」という命令を受け入れることにした。電話の主はエリオットに13の課題を与え、それを達成するたびに報酬を出すのだという。しかも、課題の達成回数が増えるたびに、報酬の額を増やすのだという。ただし、もしもエリオットが課題をクリアできなかったり、ゲームの邪魔をしたり、ゲームの存在を外部に漏らしたりした場合は、全ての獲得報酬を没収するとも言った。
「子供を泣かせろ」「放火しろ」「ホームレスをペテンにかけろ」という課題をクリアした結果、エリオットは警察に目を付けられることになった。手配写真を見た子供の証言から、不審人物がエリオットだと断定した警察はチルコート刑事を捜査に回した。婚約者の奇怪な行動に気が付いたシェルビーに問い詰められたエリオットは「ちょっとしたサプライズを計画しているんだ」と彼女を煙に巻くことに成功した。6つ目の課題で、エリオットは死体をカフェまで運ぶことになった。締め切りが迫っていたので、エリオットはパニックに陥ってしまった。焦ったエリオットは、警官が注文したコーヒーを奪ってしまったが、「警官が職務中に飲酒をするのはおかしい」と騒ぐことでその場を切り抜けた。
逃げるように自宅に戻ったエリオットは、電話の主から「君は現場に図書カードを落としてしまったぞ」と告げられた。顔面蒼白になったエリオットだったが、「13の課題全てを達成すれば証拠は全て抹消される」と言われてひとまず安堵するのだった。その頃、チルコートはゲームの存在に気が付いた陰謀論者、フォーグラーの元を訪れていた。フォーグラーは刑事から逃げる一方で、「エリオットに会ったら、一瞬の隙も見せずに殺すんだ」と忠告するのだった。チルコートは自らに背を向けたフォーグラーを容赦なく撃ち殺すのだった。
エリオットは次の課題に取り組むために田舎のモーテルへとやって来たが、どんな課題なのかの説明は受けていなかった。モーテルの部屋には、子供時代にエリオットを虐めた男がいた。電話の主はエリオットに「男の右腕を切り落とせ」と命じてきた。躊躇したエリオットではあったが、男が挑発してきたので、カッとなって腕を切り落としてしまった。エリオットが男を病院に連れて行くと、その男の兄がいた。兄はエリオットとマイケルを虐めるどころか、マイケルの顔に放尿したことさえあった。昔を思い出して憤激したエリオットは男の兄を殴りつけてしまった。電話の主はそれを大いに喜んだ。なぜなら、次の課題は「男の兄を殴れ」というものだったからである。
課題の内容がより過激に、より派手になっていく中で、エリオットはある疑念を抱くようになった。もしかすると、ゲームの参加者は自分だけではないのではないかと。